高大連携とは高校と大学が連携して行う教育活動のことです. 今回は、教授と私たち大学生の数名が京都府立田辺高等学校で出張授業を行いました. 授業内容は情報国語と情報数学を行いました.

情報国語

情報国語では、図柄伝達についての演習をしました。図柄伝達とは、 制限時間内に1人が答えである図柄を見ながら4~5人に言葉による伝達のみで 図柄を書かせる演習です.複数のグループに分かれて行いましたが 図柄を伝える順番を考えていなかったせいで図柄が思うように伝わらなかった 高校生が多くいました.逆に、全体をしっかりと把握して伝える順番を考えた高校生は うまく伝えられていました.

情報数学

情報数学ではフェルミ推定と20の質問についての演習をしました. フェルミ推定とは、実際に調べるのが難しい膨大な量を、 日常的な情報や自分が経験した事を元に論理的に推定して、 短時間でおおよその答えを求める問題です. この問題を高校生に解いてもらいましたが、最初は途方もない数の推定に どこから手をつければいいのか分からないようでした. 大学生の助けもあり徐々に論理的に値を推定することができる様になりました。 また20の推定とは、1人が頭に思い浮かんだ物を 他の人たちが20回質問をする間に推測する問題です. 質問はYes/Noで答えられるものでなければいけません. この問題も論理的に推測していかないといけないので、推測の 範囲を徐々に狭めていく質問をしていくのが重要であります. 質問の内容に試行錯誤していましたが、大学生の助言などで 最後の問題ではほとんどの高校生が正解していました。