組み込み系の技術に明るい竹岡氏の講演会が香川大学工学部で開催されました。

竹岡氏って?

本名竹岡尚三

(株)アックス社長

(社)組込みシステム技術協会 (JASA) 理事/技術本部副本部長

OSS活用委員会 委員長

など、他にもいろんな肩書を持っている人。

某カメラ会社のデジタルカメラには竹岡氏が設計を手掛けた「XTAL」というOSが組み込まれている。

また、名古屋大学の自動車自動運転ソフトウェア開発のサポートも行っている。

身の回りにある組み込み技術

竹岡氏は講演の導入として、組み込み技術は私たちの身近に存在していることを説明した。

電子レンジやエアコンといった家電には、家電の動作を制御するマイコンが搭載されている。 それだけでなく、自動車のエンジン・カーナビ・オーディオ・パワーウインドウさえマイコンによって制御されている。

Androidとオープン技術

現在のスマホの主流であるandroidフォンが、日本の技術力を衰えさせるかもしれないらしい。 androidフォンの設計のほとんどは海外の企業が行っており、日本の企業で独自に開発を行っているところはほとんどない。 これによって、市場が設計している企業の独占状態に陥ってしまい、日本の産業が空洞化する危険性がある。

そこで、注目したいのがオープン技術である。 オープン技術は、誰でも情報にアクセスし、修正を行えるようにする技術のことである。 これによって、製品の供給者間の競争が発生し、技術の向上にもつながると竹岡氏は述べていた。

講演会を通して

身の回りにある組み込み技術が使われた意外な製品を知ることができたり、

日本の産業における組み込み技術の役割や、androidフォンとオープンソースといった 大学授業だけでは学ぶことができないことを学習することができたました。

懇親会

講演会のあと、工学部の近くにある一鶴で竹岡氏と懇親会を行いました。 骨付き鳥を囲みながら、組み込み技術について語り合いました。